いよいよ来週は今年で5回目を迎える「山小屋山水閣」。
山水閣は宿屋として、「快適に、心地よく、日常を離れて過ごす」を提案してきました。
2011年の大震災の後には計画停電で多くのお客様にご迷惑をかけながらも
悩みながら営業を続けることができました。
日常が戻りつつあると、エネルギーには限りがあることを忘れそうになっています。
そして、旅館では毎日多くのエネルギーを使います。
だからこそ、使うことが当たり前になり、使わなくてはままならないと思ってしまうのです。
毎年、この山小屋の日を迎えるにあたり、一年のうちにたった一日でも、
エネルギーを極力使わない日を作ったことを思い出し、立ち止ります。
この山小屋を毎年楽しみにしてくれているお客様ができました。
山小屋から私たちに共感してくださり、結婚式を挙げてくださったカップルもいます。
夜のFire barで寒い中、焚き火にあたりながらお客様と話をすることが楽しみです。
「山小屋山水閣」は宿の在り方からすれば、矛盾しているかもしれません。
≪エネルギーが使えないことは不便ではなく、必要最低限で心地よく過ごす≫
これはこの古い宿だからこそできる提案だと思えるようになりました。
この一年に一日の「山小屋山水閣」は流されそうになる日々の中で足を止め、
しっかり考える日になったことは≪山小屋山水閣≫を始めたことには思いもよりませんでした。
旅館が山小屋になってもおもてなしは変わりません。
この取り組みをご理解いただき、そしてスタッフと一緒に楽しんでいただけると幸いです。
営業中とは思えない館内はスタッフにとっても新鮮な空間です。
震災の日はとても寒く、震災の後は雪が降ったことを覚えています。
昨年は、雪の降る極寒の屋外で、電気自動車から電気を引き、
どれくらいの携帯電話を充電することができるかを試しました。
今や携帯電話は必需品となっています。
いざというときは山水閣の電気自動車が大活躍することが判明しました。
さて、今回はどんな実験をしようか、今からまた考えます。
お酒を飲まなくても、Fire Bar を楽しんでもらえるように
マシュマロを焼いたり、自分でおせんべいを焼いたりしてもらいます。
コーヒー豆を自分で焙煎してもらった年もありました。
薪を割ってもらった年もありました。
さて、今回は何をしましょうかね、マスターは考えております。
そして、例年通り、マスター渾身のこの日限りのカクテルも登場します。
そして、山小屋山水閣でのご宿泊は通常のご料金からお一人様4000円安くなっています。
さらに、エネルギー削減=値引きとなる仕組みがあります。
さまざまなアイテムをご持参いただくと、チェックアウト時、清算の際に割引をしているのです。
◎マイお箸 お一人様 300円引き
◎マイタオル お一人様 500円引き
◎マイパジャマ お一人様 500円引き
それでは2018年3月9日の山小屋山水閣でお会いしましょう。
ご予約はこちらから。
お電話でのご予約は 0287-76-3180