御神火祭
毎年5月28日開催

毎年5月28日に開催される「御神火祭」は国指定の名勝史跡になっている殺生石で行われます。
殺生石は九尾の狐(白面金毛九尾狐)伝説の地であり、
松尾芭蕉が訪れ句を詠んだ場所でもあります。
そして、今でも常に火山ガスが噴出しており、噴出量が多い時には立ち入りが規制されます。

御神火祭は幾度も噴火する茶臼岳の怒りを鎮めるため行われたのが始まりです。
殺生石の前に組まれる御神火のやぐらは火のついていない状態で見てもとても巨大です。
神事の後、御神火に点火されると、大きな火柱が夜空に吸い込まれるように
一気に昇っていく様は本当にスペクタクルです。
那須連山の主峰茶臼岳は今でも活動を続けている活火山です。



御神火の神事はすっかり日が暮れた19:25から始まりますが、
当日は様々なイベントが用意されており、早い時間から楽しめます。
殺生石の駐車場では九尾の市が開催され、
近くの鹿の湯通り民宿街では「宵の散策」というイベントが開催されます。
夕暮れが近くなると、人が一気に多くなりイベントに向けて熱気が高まってきます。
お勧めは狐のフェイスペイントです。すれ違う人のほとんどが狐メイクをしています。
フェイスペイントを施してもらっただけで、会場も気分もどんどん盛り上がります。

さらに御神火に点火する役目を担う松明行列には一度は参加してほしいです。
夕暮れの那須温泉神社に集まり、火を灯した松明を手にした白装束の狐の集団が、
御神火に向かって歩いていく松明行列は参加するのも、見るのも楽しい行列です。
温泉神社をスタートした松明行列が御神火にたどり着くまでの火の行列は幻想的な景色です。

行列が進んでいる最中に辺りはすっかり夕闇に沈んでいきます。
暗闇の中を松明の明かりだけが、揺れて動いて、御神火に向かっていきます。
御神火のやぐらに到着すると、行列がやぐらを囲み、神事が行われ、いよいよ点火です。





遠くから見るだけの参加でも、幻想的な神事を楽しめますが、
行列に参加すると、びっくりするほど間近で御神火を見ることができます。
そしてとっても熱いです。
御神火に点火されたあとは、白面金毛九尾太鼓の演奏が始まります。
殺生石で開催される、御神火祭に合わせて那須に訪れてみてはいかがでしょうか。

5月28日のスケジュール
14:30 九尾の市
16:00 フェイスペイント
    コスプレ百鬼夜行
16:45 松明行列整理券配布
(こんばいろの湯前にて)
17:00 松明行列参加受付
(那須町観光協会窓口にて18:00まで)
18:25 那須語り部「九尾の狐」
19:00 那須の湯もみ唄
19:10 松明行列出発
19:25 神事
19:30 御神火点火
19:45 白面金毛九尾太鼓
20:05 終了

  • 2023.05.25(木)
  • 那 須 の イ ベ ン ト

山水閣通

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