毎年5月末に、那須町湯本にある、国指定名勝「殺生石」で行われる
「那須御神火祭」を紹介します。
2026年は5月31日(日)に開催予定です。
まず、この御神火祭は、過去の大噴火で、
大勢の犠牲者を出したことがある那須岳を静めるため、
村人たちが温泉神社で御神火を崇めたことが祭りの起源とされています。
那須連山の主峰、茶臼岳の噴火の歴史は、約1万6000年前に始まりました。
現在の山頂を形成した1408年〜1410年(室町時代)の
マグマ噴火が有史最大の活動とされています。
その後は大きなマグマ噴火はなく、小規模な水蒸気爆発を経て、
1963年以降は穏やかな状態が続いています。
しかし、温泉街のすぐ近く、茶臼岳の麓にある殺生石周辺は、
植物の生えない荒涼とした岩場が広がり、硫黄臭を伴う火山ガスがが漂っています。
これは、茶臼岳が今なお活動を続けける活火山であることを物語っています。

当日は、14時30分から「九尾の市」が始まり、
那須の飲食店やホテルの美味しいものが出店として並びます。
イベントも多く予定されており、那須野ヶ原九媚堂演武劇、
フェイスペイントやコスプレ百鬼夜行、よさこい、
那須野湯もみ唄三味線と津軽三味線など多彩な催しが予定されています。
静かに夜の帳が降り始める殺生石を背に語られる
「那須の語り部」の「九尾の狐」は18時30分から予定されています。

そして、御神火祭でぜひ体験していただきたいのが、「松明行列」です。
火の灯った松明を手に、那須温泉神社から御神火のやぐらまで、
多くの人々が列をなして歩きます。
行列を外から眺める幻想的な景色も魅力ですが、
実際に参加することでしか味わえない空気があります。
参加は事前予約で100名限定、当日受付での20名を加えた
合計120名の行列に参加してみてはいかがでしょうか。
こちらのサイトから事前予約ができます。

19時、温泉神社の境内を出発します。
約15分ほど歩るき、やぐらを囲みます。
点火の時間まで、静かにその時を待つ時間も、この祭りの醍醐味です。

暗闇に浮かび上がる松明行列は、初夏の那須を象徴する景色のひとつです。
毎年、5月に開催される那須の奇祭、「御神火祭」を是非、体験してみてください。
詳しい情報は「那須町観光協会」のサイトでご確認いただけます。

