新年のお慶びを申し上げます。
日頃のご愛顧にスタッフ一同、心より感謝申し上げます。
国立公園内にある宿は、昭和初期に建てられた木造建築です。
建物の古さ故、上の階の足音が聞こえたり、隙間風があったり
軋む音があったりと、建物のことだけではなく、さまざまなお声をお客様から頂戴します。
ひとつひとつ、改善に努めておりますが、すぐに出来ることと、時間のかかるものがあります。
しかし、どのご意見も宿を考えてくださっていると感じることができ、
私たちはお客様にとても恵まれた宿であると日々感じております。
スタッフが全てのお声にちゃんと向き合えているか、蔑ろにしていないか、
お客様の目線で考えられているか、宿をきちんと伝えられているか。
お客様を見つめて、寄り添い、想う。そして、過不足なく過ごしていただけるよう整える。
そうやって、今年も一組一組のお客様をお迎えしていきたいと思います。
さて、宿の外側はほとんど変わらずも、内部はかなりの時間をかけ、改修や修繕を行ってまいりました。
90年近く経つ宿の古さや綻びは私たちにとって愛着のあるものと感じているのですが、
お客様に、もっと快適に過ごしていただけるよう、2019年1月~3月にかけて工事を予定しております。
そして1月、2月の毎週火曜日、水曜日、木曜日をお休みすることにいたしました。
期間中、ご用意できるお部屋の数も限られております。
館内で一部ご利用いただけない箇所もございます。
皆様には多大なご迷惑をおかけいたしますが、雪が解け、暖かくなった頃、
少し新しくなった山水閣にお越しいただけますと幸いです。
本年も、スタッフ一同、宜しくお願い申し上げます。
2019年元旦
宿主 片岡孝夫