宿屋として、提案してきたことは「旅館では快適に、心地よく、日常を離れて過ごしていただく」と。
2011年の大震災の後には計画停電で多くのお客様にご迷惑をかけながらも営業を続けることができました。
しかし、エネルギーには限りがあることを忘れてはならないのです。
旅館では毎日の営業で多くのエネルギーを使っています。
だからこそ、使えることが当たり前になってしまっています。
一年のうちにたった一日でも、極力使わない日を作ってもいいのではないかと考えました。
宿の在り方からすれば、矛盾しているかもしれません。
≪エネルギーが使えないことは不便ではなく、必要最低限で心地よく過ごす≫
そのような提案ができ、エネルギーの未来を楽しみながら考えることができればと願います。
≪旅館山水閣≫が≪山小屋山水閣≫になっても、おもてなしは変わりません。
この取り組みにご理解いただき、スタッフと一緒に楽しんでいただけると幸いです。
スタッフはこんなことになっているかもしれません。
この日は≪山小屋 山水閣≫だけのご予約の承りとなります。
通常のご宿泊のご用意がございませんことを、ご理解ください。