- 昔と今をつなぐ場所
- 大切な方と美しい景色を眺め、美味しいものを食べ、裸で風呂に浸かり、浴衣を纏い、
枕を並べる。宿とは、日本人だからこそ満喫できる旅の舞台だと考えます。
ずっと続く日本の良さを今に伝える場所として、
小さな温泉宿だからできることを大事に精進していきたいと考えております。
- 古き佳き懐かしさ
- ぴったりと閉まらない木枠の窓や、申し訳なさそうに軋みを奏でる階段の音、飴色に焼けた柱の表情。
昭和初期に建てられた木造建築には、どこか懐かしく落ち着いた空気が流れています。
当館が今の形となる過程の中でも、古いままが良いと思った部分は、愛しさを持って残してまいりました。
永い時を経た建物や家具がだけ作る空気は何物にも変え難いやわらかな魅力。
それを風情と捉えていただければとても嬉しく思います。
- 今日という一日に
- 那須で宿を営むものとして、この地を選び、楽しみに訪れてくださる
全てのお客様の期待に、誠心誠意お応えしたいと思います。
「ようこそ那須へ、いいところですよ。」「温泉が気持ちいいですよ、ご飯が美味しいですよ。」
那須を愛し、自然の恩恵に感謝し、そしてお客さまを丁寧にお迎えする。
月日が経ち、ものの形や、世の流れが変わろうとも、宿としての心は変わりなく在りたいと考えています。
- 日本文化への想い
- 伝統的な建築、料理、器、着物、そして四季折々に変わりゆく風土と暮らしの営み。
この国には、先人たちが積み重ねた、かけがえのない文化があります。
私たちが目指すのは、永い年月が育んだ魅力に新しい価値を重ねて生まれる「今に人を癒す宿の在り方」。
そのときどきの想いを込めた宿づくりが、いつの日か日本文化の一端を担えることを励みに、
これからも一人一人のお客様をお迎えしてまいります。